私がサラリーマンにならなかった理由

嶋本の家系は、いわゆるサラリーマン家系で、
親戚のほとんどがサラリーマン。もちろん父親もサラリーマンでした。

 

小学校1年生までは大阪。

当時は団地のようなところに住んでいて、小さな公園で毎日、団地の友だちと遊んでいました。みんな同じ幼稚園、同じ小学校で、今思えばすごく楽しかったですね。

 

そんな中、ある日突然「東京に行く」と親から言われ、ものすごく泣いたのを覚えています。
小1の途中でした。当時は携帯もなく、子ども心に「一生のお別れ」だと思っていました。実際、その頃の友だちとは今でも会っていません。

 

小1〜小5までは東京。

とはいえ小学生なんてすぐ友だちもできて、学校が終われば友だちと遊んだり、サッカーチームに入ったり、塾に行ったり、ごく普通の小学生生活を送っていました。

 

 

そしてまた、ある日突然。

 

父親が「転勤でイギリスに行くことになった」
と言い出しました。

当時、私は小5。普通に「行きたくない」と言いました。

すると父親も「お父さんも行きたくないよ」と言ったんです。

そこで私は「みんな行きたくないなら、会社に行きたくないって言えばいいじゃん」と言ったら、父親が「仕事だから、そういうわけにはいかない」と言ったのを、今でもよく覚えています。

 

 

その時に絶対にサラリーマンにはならないと心に決めました。ちなみにこの時は涙もでなかったですね。

悲しいはもちろんあったけど、悔しいとか会社に対してムカつくみたいな感情でした。

 

今となっては父親の気持ちも分かりますし、
イギリスに住む機会なんてそうそうないので、結果的には良かったのかもしれません。

 

でも嫌なことを嫌だと言えない環境は、私には無理ですね。ちなみに人は「自分で物事を決められない」と、幸福度が下がるらしいですよ!

 

 


井上歯科クリニック 学芸大学
院長 嶋本誠