虫歯
虫歯とは、酸によって歯が溶かされる病気です。生涯で日本人の90%以上が虫歯を経験しています。
また30%以上の方が虫歯で歯を失っています。
酸が発生するほとんどの原因が食事であり、甘いものや糖質の多いものを食べた後は酸が発生しやすくなっています。
ちなみに食事の直後は酸性度が強くなっている為、
歯ブラシは食後すぐに磨かず約20分くらいおいてからの方がいいでしょう。
虫歯の進行は5段階に
分かれており、C0~C4までとされています。
- C0症状はなく、歯の表面のエナメル質が透明感を無くし濁っている状態です。
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この状態であれば自分で治す事ができます。
歯磨きやガムなどのキシリトールを応用すると、元の健康な歯に戻ることがあります。 - C1エナメル質が溶けて小さい穴ができます。
痛みはありませんが冷たいものなどでしみたりする場合があります。 -
治療法としては、虫歯の部分を削って取り除き樹脂を埋めます。
治療回数は1回で済む可能性が高く、麻酔なしでも大丈夫な事が多いです。 本物の歯と近い色で治す事ができます(コンポジットレジン充填)。 - C2エナメル質の奥にある象牙質まで虫歯が進行した状態です。
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食事でしみたりしますが、しみるのを通り越してズキズキ痛くなることも。 C1同様、虫歯を削り取って詰め物をします。大きさや部位によってコンポジットレジン充填や詰め物(インレー)かぶせ物(CK)を選択します。
- C3虫歯が深く神経にまで達している状態です。すごく痛みが出ることも。
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削って歯の神経を取っていきます。根の治療(根治-根充)
リーマーという針状の器具を使って歯髄の中をほじるようにしてきれいにしていきます。
きれいにした後、薬剤を入れて消毒し土台を作りかぶせ物(CK)をします。 - C4歯が崩壊している状態です。虫歯によりほとんどの歯がなくなってしまい、根の方まで虫歯に犯されてしまったもの。
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基本的に歯を残すことはできないので抜かないといけないことが多いです。
歯を抜いた後は、親知らずはそのままで問題ありませんがそれ以外の歯は ブリッジ・入れ歯・インプラントの3つのいずれかを作っていきます。詳しくは、歯が抜けたら
まとめ
虫歯は、放置しておいても進行していくだけなので早期発見、早期治療がベストです。
小さければ費用は安く、治療期間も短く済みますので定期的な検診をおすすめします。
虫歯の大きさや神経の有無によって、つめものやかぶせ物選択をします。
総合的に判断し決めていきますので、ご不明な点などございましたらお気軽にご相談ください。