高濃度次亜塩素酸水(500ppm)
次亜塩素酸水は日常生活のさまざまなシーンでも活躍!
肌に直接かかっても安全なので、衣類や寝具、ソファなどにもOK。お子さんはもちろん、ペットにも安心です。
次亜塩素酸水の使用で大事なのは、用途に合った適切な濃度に希釈すること。スプレーボトルに入れて、気になる箇所にスプレーして使用するのがおすすめです。
高濃度次亜塩素酸水の使いかた
- *原液(500ppm)
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・ノロウイルス感染時の嘔吐物、排泄物の処理
(アルコールはノロウイルスには無効ですが、次亜塩素酸水は有効です)
・お風呂のカビ取り
・トイレの清掃(消臭効果もあります)
- *200~250ppm (原液1:水1)
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・生ゴミなど、臭いがきついものの消臭
・ペット臭の消臭
・蛇口の除菌
・入れ歯の除菌
- *100ppm (原液1:水4)
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・タバコの消臭
・手すり、ドアノブの除菌
・カーテン、シーツ、枕の除菌
・トイレの消臭
・車内、下駄箱の消臭
- *50ppm (原液1:水9)
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・手指の消毒
・まな板の除菌(洗浄力はないので洗ってから除菌してください)
・マスクの除菌
上記の濃度は目安になりますので多少の濃度の前後は問題ありません。
※電気分解で生成していない次亜塩素酸水も商品としてありますのでご注意ください。
- 使用期間
- 安全かつ高い殺菌力を持つ次亜塩素酸水ですが、唯一の欠点として長期保存ができません。1~2か月以内に使い切るようにします。その為、商品としては販売しづらくドラッグストアなどで次亜塩素酸水として売られているもので電気分解して生成してないものありますのでご注意ください。次亜塩素酸ナトリウムをph調整して商品にしている可能性が高いです。
- 保管場所
- 次亜塩素酸水は冷暗所で保管してください。
「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」「アルコール」との違い!
「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」。名前は似ていますが、性質は全く違うものなので注意が必要です。
次亜塩素酸に強い殺菌力があるのですが、次亜塩素酸はとても不安定な物質なので安定させるために水に用いているものが次亜塩素酸水で水酸化ナトリウムに溶かしたものが次亜塩素酸ナトリウムです。
次亜塩素酸水は水(精製水)に塩酸または塩を混ぜて電気分解したものなので、これまで説明してきたように毒性がなく、人体、ペットにも安心して使用できます。次亜塩素酸は先ほど説明したように不安定な物質なので、他の物質にふれると殺菌してすぐに水になるので安全です。
一方、次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性で、強力な塩素臭があり、皮膚を刺激したり、粘膜を傷つけたりする危険があります。おもに漂白作用をメインとして使用され、人体へは使用できません。あと塩素ガスも発生させるので間違って加湿器に入れたりしないでください。有害なので取り扱いは注意してください。
また、殺菌、除菌というとアルコールを思い浮かべる方も多いと思います。アルコールも細菌やウイルスの機能を低下させる効果がありますが、「芽胞」と呼ばれる強固な細胞構造を持つ細菌(炭疽菌・セレウス菌・破傷風菌・ボツリヌス菌など)やノロウイルスなどには効果がありません。
しかし、次亜塩素酸水はアルコールでは効果のない芽胞菌やノロウイルスも死滅させられます。
さらに、アルコールは合成ゴムや合成樹脂製品に使用すると変質してしまう場合も。アルコールは刺激が強いので、眼や肌、粘膜にかからないよう注意が必要です。引火もするので注意してください。
安全で殺菌力も次亜塩素酸ナトリウムやアルコールより高い次亜塩素酸水ですが、唯一の欠点で長期保存出来ません。その為ドラッグストアなどで商品化しているものは次亜塩素酸ナトリウムをph調整している可能性が高いでしつこいかも知れないですが、危険なのでご注意ください。
次亜塩素酸 | 次亜塩素酸ナトリウム | アルコール | |
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除菌・消臭力 | 次亜塩素酸◎次亜塩素酸ナトリウムの約80倍の除菌力!ノロウイルスにも◎。 | 次亜塩素酸ナトリウム○ノロウイルスにも効果がある。 | アルコール△ノロウイルスには効かない。 |
安全性 | 次亜塩素酸○人体に害はなし。 | 次亜塩素酸ナトリウム×害がある成分なので、使用には注意が必要。 | アルコール△刺激があり手が荒れる。アレルギーの危険も。 |
残留性 | 次亜塩素酸○除菌後は水に戻るので残留しない。 | 次亜塩素酸ナトリウム×残留する。使用後は洗い流さないとダメ。 | アルコール○すぐに揮発するので残留しない。 |
臭い | 次亜塩素酸○少し塩素っぽい臭いがする。 | 次亜塩素酸ナトリウム×強い塩素臭がする。 | アルコール×強いアルコール臭がする。 |
可燃性 | 次亜塩素酸◎燃えないので、火器が近くにあっても安心。 | 次亜塩素酸ナトリウム◎燃えないので、火器が近くにあっても安心。 | アルコール×燃えやすいので、火器の近くでは使えない。 |