今日のセカンドオピニオン
根尖病巣の根管治療にマイクロスコープは必要?
セカンドオピニオンで、
「根管治療するならマイクロスコープがないとダメですか?」
という相談を受けることがあります🙂
まず最初にお伝えすると、当院にはマイクロスコープはありません。
ちなみに調べてみると、日本の歯医者での導入率は10%前後と言われています。
マイクロスコープとは?
マイクロスコープは簡単にいうと、
「歯を拡大して見る顕微鏡」
です。
肉眼の3〜20倍ほど見えるため、
・虫歯治療
・根管治療
などで使われます。
特に根管内は肉眼では見えづらいため、
マイクロスコープがあることで治療精度が上がるのは間違いありません🙂
じゃあ、マイクロスコープがあれば完璧?
これは違うと思っています。
もちろん、
「あった方が良い」
のは事実です。
ただ私は、
マイクロスコープの有無以上に、術者の技術の方が予後に影響すると考えています。
道具だけでは上手くならない
例えば料理でも、
・高級食材
・高級包丁
・高級コンロ
を揃えたからといって、
料理できない人が急に美味しい料理を作れる訳ではないですよね😂
私は料理まったくできないので、多分宝の持ち腐れになります笑
マイクロスコープも似ていて、
「見える」
ことと、
「それを治療に活かせる」
ことは別だと思っています。
私が導入していない理由
以前も書いたかもしれませんが、
私は自分をゴッドハンドだと思っていません🙂
もちろん下手だとも思っていませんが、
「上には上がいる」
と思っています。
だからこそ、
「絶対的な自信」
は持たないようにしています。
絶対的な自信を持った時点で、人は成長しなくなる気がするので😅
マイクロスコープは技術取得も大変
マイクロスコープは、
購入すれば終わりではありません。
数百万円の設備投資に加え、
・トレーニング
・セミナー
・技術習得の時間
も必要になります。
私は、
「自分が納得するレベルまで使いこなせるか?」
を考えた時に、まだ導入には踏み切れていません。
あと単純に、今はマイクロスコープよりスキャナーの方が欲しいです😂
自由診療になりやすい理由
ちなみに、
マイクロスコープを本格的に使った根管治療は自由診療になるケースが多いです。
理由は単純で、
・設備費
・学習コスト
・時間
がかなりかかるからです。
根管治療だけで10万円以上、
そこにポストやクラウンも自由診療になると、
1本30万円前後になることもあります。
なので私は、
自由診療になること自体は当然だと思っています🙂
当院ではどうしているの?
当院では、
・キツツキコントラ
・半導体レーザー
を使用しています🙂
何度も書いていますが、
私は「あるかないかで予後が変わる設備」が好きです笑
特にこの2つは導入後かなり手応えを感じています。
もちろん万能ではありませんが、
個人的には再発率はかなり減った印象があります。
「マイクロスコープがある=上手い」ではない
ここが難しいところですが、
歯医者に限らず、
・知識が多い
・高額設備がある
・自信満々
だからといって、本当に技術が高いとは限りません。
逆に、すごく上手いのに控えめな先生もいます🙂
むしろ本当にできる人は職種問わず謙虚な気がします。
じゃあ、どうやって選べばいい?
正直、
「本当に上手い先生を見抜く方法」
は患者さん側にはかなり難しいと思います。
もちろん私は術後レントゲンなどを見れば、ある程度分かることもあります。
ただ一般の方には判断が難しいのも事実です。
なので最終的には、
・説明に納得できるか
・信頼できるか
・相性が合うか
で選ぶのも大事だと思っています🙂
なんかあまり答えになってなくてスミマセン😂
井上歯科クリニック 学芸大学
院長 嶋本誠



