「実は歯石そのものは無害?」
学芸大学の歯医者が教える、歯石取りの本当の目的

いつも井上歯科クリニックのブログをご覧いただき、
誠にありがとうございます。
学芸大学駅から徒歩2分の場所で診療を行っている、
院長の嶋本誠です。
当院では予防歯科や定期的なクリーニングに
力を入れていますが、患者さんから
「定期的に歯石を取らないと歯が悪くなるんですよね?」
と言われることがよくあります。
世間一般では、歯石=悪者というイメージが
もの凄く強いですよね。
しかし、結論からお伝えすると、
実は厳密に言うと「歯石そのものはほぼ無害です🙂」
「え? 歯医者なのに歯石は悪くないの?」
と思われた方も多いかもしれません。
今回は、知られざる歯石の真実と、
私たちが定期検診で「歯石取り」を行う
本当の目的について、本音でお話しします。
#### 歯石はただの「細菌のマンション」
まず、歯石がどうやってできるかというと、
お口の中のプラーク(細菌の塊)が、
唾液の中に含まれるカルシウムなどと結合して、
石のようにカチカチに固まったものです。
石になってしまった以上、その成分自体が
毒素を出して歯を溶かしたり、歯茎を攻撃したり
することは基本的にありません。
だから「歯石そのものは無害」なんです。
では、なぜ歯医者はあんなに必死に
歯石を取ろうとするのでしょうか?
本当に問題なのは、歯石そのものではなく、
その「表面」にあります。
歯石の表面は、顕微鏡で見ると
軽石のようにザラザラしています。
このザラザラした構造が非常に厄介で、
お口の中の細菌にとっては、これ以上ないほど
「くっつきやすくて、住み心地が良い場所」
になってしまうのです。
結果として、歯石のまわりにプラーク(生きた細菌の塊)が
どんどん溜まっていきます。
本当に悪さをしているのは、歯石の表面に
ウジャウジャ群がっている生きた細菌たちです。
こいつらが毒素を出すことで、歯肉が腫れたり、
骨が溶ける「歯周病」が進行したりするんですね。
分かりやすく例えるなら、歯石は
「細菌にとって住み心地が良い高級マンション🏢」
のようなものです。
マンションという建物自体は無害ですが、
そこに悪い住人(細菌)が大量に住み着いて
街で暴れている、というイメージです😅
#### 歯石取りの本当の目的とは?
つまり、私たちが日々の診療で行っている
歯石取り(スケーリング)は、単に
「固まった石をガリガリ落として綺麗にする」
のがゴールではありません。
本当の目的は、
「細菌たちが住み着きやすいマンションを破壊して、
お口の中を細菌が住みにくい環境にリセットすること🙂」
です。
どんなに良い歯ブラシを使っても、
一度お口の中に「歯石のマンション」が建ってしまうと、
セルフケアだけで住人を追い出すことは不可能です。
ザラザラにへばりついたプラークは、歯磨きでは落とせません。
だからこそ、定期的に歯科医院のプロの手で
マンションごと撤去し、歯の表面を
ツルツルの状態に戻してあげる必要があります。
#### 理想のツルツル状態を維持するために
治療も予防も、すべては
「将来どうなりたいか」というゴールからの逆算です。
「一生、自分の歯で美味しいものを食べ続けたい」
「歯周病で歯を失うリスクをゼロに近づけたい」
そう思うのであれば、日々の正しい歯磨きやフロスで
マンションの「材料(プラーク)」を溜めないことはもちろん、
どうしてもできてしまう歯石を定期的なクリーニングで
リセットし続けることが、最も確実な投資になります。
終わりのない作業のように思えるかもしれませんが、
定期的なメンテナンスこそが、あなたの歯を守る最強の盾になります。
最近、歯医者のクリーニングに行っていないなという方や、
お口の中を本気で綺麗な状態に維持したい方は、
ぜひ学芸大学駅から徒歩2分の井上歯科クリニックまで、
お気軽にご相談にきてください。
写真はコンドミニアムのCOVE
古いコンドミニアムですが広いです
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井上歯科クリニック 学芸大学
院長 嶋本 誠
(学芸大学駅から徒歩2分 / 予防歯科 / 24時間ネット予約受付中)



